◆寄せ書きの代わりに、テープレコーダーを回して「寄せ声」をするのもよい
寄せ書きの代わりのもうひとつのアイデアをご紹介します。
スピーチともなれば、だれにとっても苦手なものです。
いかに自席で立つだけ、とはいえ、なかなか緊張するものです。
でも、この「寄せ声」なら、あまり緊張せずにお祝いがいえるのではないでしょうか。
その場合は、係を決めて、テーブルを回ります。
「寄せ声」をするときには、忌みことばはやはり避けましょう。
最近ではだんだん薄れてはいますが、切れる、去る、別れる、離れる、くり返す、破れる、さめる、帰る、こわれる、あきる、滅びる、返すなど、気にする人もいますから、避けたほうが無難です。
◆新郎新婦から両親への花束贈呈は、やめる
最近の結婚披露宴は、新郎新婦の登場から始まり、しめくくりは両親への花束贈呈。
何から何までがショー化しているように思えます。
本来、結婚披露宴は、両親も含めて新郎新婦が宴の主催者です。
そして、この宴は、二人の結婚を公に発表する場です。
こうしたことを忘れ、ショーアップ効果を考えるあまり、内々ですませるべき両親への感謝までをショーの一部としてしまうのはどうかと思います。
披露宴が終わり、招待客を見送るまで、主催側が誠心誠意おもてなしをすべきです。
むしろ、新郎側の姉妹(兄弟)たちが、「ご両親からバトンタッチし、お姉(妹)さんを心から歓迎します」と、新婦の母に花束を贈るのであれば、それも一法と思います。