里帰りはいつ行なうか

昔は、<里帰り>といって、新夫婦は、結婚式から三日めか、五日めにそろって嫁の実家をたずね、その夜は、嫁だけ実家に泊して、翌朝、婚家へ帰るというしきたりがありました。

また、この里帰りには、嫁は<待ち小袖>といって、しゅうとめから贈られた婚家の家紋入りのきものを着てゆくというしきたりや、実家では、新夫婦を引きあわせるため、実象方の親類縁者を招いて、酒宴をひらいたりする習わしもあります。

この<里帰り>の名は、いまでも残っていますが、結婚式から三日め、あるいは五日めは、新婚旅行に出ている場合が多いところから、いまは、あまり日取にこだわらず、双方の都合のよい日、たとえば、新婚旅行から帰った翌日とか、あるいは、旅行から帰って最初の日曜日などに行なうことが多いようです。

・その際は、新婚旅行の土産のほかに、新郎からの土産として、実家の家族ひとりひとリへなにかの品を持参し、その夜は、昔のしきたり通り、嫁だけ泊まったり、あるいは、ふたりとも泊ったりする例が多いようです。

なお、新婚旅行から帰ってきたら、すぐに、実家へ電話などで、ぶじに帰宅したことを知らせることを忘れないように。

また、新郎の実家から独立して居を構えた場合は、旅行から帰ったらすぐに新郎の実家へも電話などで連絡し、<里帰り>の前後に、ふたりで新郎の実家をもたずねるようにしましょう。

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