仲人の引き受け方、断り方 その1

仲人の責任は重大です。

どんな男女を引き合わせるかは、ひとえに仲人の判断次第ですし、その紹介された男女の一生を左右するかもしれないほどの役割だからです。

仲人はその縁談について、引き合わせた男女両方に対して責任を持つことになります。

ですから縁談の世話を頼まれても、軽々しく引き受けるのは危険です。

本人をよく知らずに紹介しては相手方に対して失礼ですし、本当にふさわしい相手を紹介しているのかどうかも疑問です。

本人の人柄や家族のことなどもよく理解したうえで引き受けることか、良い仲人を務めるということになります。

本人の親や兄弟姉妹のことはいろいろ知っていても、本人には会ったことがないというケースや、ほとんど付き合いがないということもあります。

この場合でも、親や兄弟がどんなに好人物で、親しく交際している人たちであっても、本人を知らずに仲人を引き受けるべきではないでしょう。

本人に会って人物を確かめ、「この人なら責任をもって紹介できる」と確信を持ってから、引き受けるようにしたいものです。

頼まれたからといって無責任に紹介をし、縁談を進めると、あとで好ましくない点があることがわかった時、相手方に迷惑を掛けることになりますし、仲人自身も「ひどい仲人」
という評判をとることにもなりかねません。

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