■司会者は、時間前には披露宴会場に到着しておく
いくら準備が万全でも、披露宴の開宴ぎりぎりに出かけたのでは、司会者としては失格だ。
少なくとも一時間前には到着して、新郎新婦、両親、媒酌人にあいさつをし、祝辞を依頼してある参列者の出欠をチェックする必要がある。
万一欠席の人がいる場合には、相談のうえで別の人に依頼をしなければならない。
それぞれの依頼者には、祝辞の順序と持ち時間を伝え、できるだけオーバーしないようにお願いしておくのも忘れないこと。
会場側との最終的な打ち合わせをし、変更がないかどうか確認をしておく。
できればいっしょに会場内を見て、マイクのぐあいやBGMのきっかけなども確かめ、本番に備えたい。
■司会者の服装
司会者はあくまで引き立て役。
服装は派手になりすぎないように注意したい。
といっても、司会者は招待客に対しては当事者側にあたるので、新郎新婦、両親、媒酌人に準ずる服装を心がけるのがエチケットである。
同時に、髪、ヒゲ、爪の手入れも忘れないようにしたい
■世話役・受付係の服装
世話役は当事者側の一員として招待客と接するのだから、身だしなみには充分に気をつける。
新郎新婦が礼装の場合は、世話役は略礼装のブラックスーツ。
新郎新婦が略礼装の場合は、ダークスーツといったように、主役である二人を引き立て、かつ見苦しくない服装を心がける。
また、受付係は直接来会者と接するので、世話役と同程度の服装が望ましい。
やはりブラックスーツかダークスーツでドレスアップし、ネクタイや靴もそれにふさわしいもので統一する。
どんな場合でも茶系統の服や柄物のスーツなどは禁物。
ワイシャツは必ず白無地にするのがマナーだ。