◆中座するときは、名札に中座理由をメモして本人に渡してもらう
やむをえぬ事情で披露宴を中座するときの奥の手をお教えしましょう。
受付の係りの人には、はじめに中座する旨を伝えておき、時間がきたら、席札かメモに
「ごめんなさいね。七時からテレビの仕事でどうしても出かけなければならないので失礼します。
いつまでも素直でかわいい奥さんになってください」などと書いて、ボーイさんにそっと花嫁に手渡すように頼みます。
花嫁がそれを読んで目をやったら、すかさず指のサインとウインクを送り、花嫁がうなずいたら両隣りの人にだけ軽く会釈をして、目立たないように消えます。
本人にだけは誠意をハッキリと伝え、周囲の人には知られぬように退座するのがコツです。
◆花嫁は、オードブルとデザートだけには手をつける
披露宴では、花嫁はなにも食べないのが礼儀のように思っている人がいますが、せめてオードブルとデザートには手をつけたほうが、雰囲気がやわらかになります。
目上の人がスピーチをしている間でも、新郎新婦は食事をやめる必要はないでしょう。
ただお客さま全員に注目されているのですから、食べにくい殻つきの海老などと格闘するようなことはやめましょう。
つねにおだやかな微笑を忘れず、旧友などのユーモアあふれるスピーチには、自然な明るい笑顔を見せたいもの。
ただ、自然がいいといっても、はすっぱにプーッとふき出したりするのは、困ります。
花婿とのヒソヒソ話も感じがよくありませんから、気をつけてください。