■主賓のあいさつ
主賓を両家から一人ずつ立てる場合、二人とも格としては同じなので、まず初めに二人を紹介する。
そのあと、一般的には新郎側の主賓から祝辞を依頼するのが普通である。
紹介は媒酌人のあいさつとの間を上手につなぎ、とぎれないように注意する。
例「加藤様、ありがとうございました。
貴重なアドバイスに、新郎新婦は心より感謝していることと存じます。
では続きまして、ご来賓の皆様を代表して、新郎の高校時代の恩師でいらっしゃる後藤○○先生、並びに新婦の高校時代の恩師でいらっしゃる坂田○○先生より、ご祝辞をちょうだいしたいと存じます。
それでは後藤先生、どうぞよろしくお願いいたします。」
■ウエディング・ケーキ入刀
披露宴の前半におけるメインの華やかな儀式ではあるが、あまりかしこまった話し方は避け、明るく楽しいムードで盛り上げたい。
カメラのストロボの光は、ケーキの入刀に欠かせない演出効果である。
カメラマンや、カメラを持った参列者に、ケーキの前での撮影を促すこと。
忌み言葉の「切る」は使わないこと。
「ケーキに入刀」または「ケーキにナイフを入れる」という表現にする。
■乾杯
乾杯は、全員のグラスに酒が注がれたのを見届けたあとで、音頭をとっていただく来賓を紹介し、参列者に起立してもらって音頭をお願いする。
乾杯後は音頭をとっていただいたかたにお礼を述べ、また、参列者にもお礼を述べて着席を促し、食事をすすめる。