フルコースを食べる際のマナー

洋風の披露宴では、オードブルで始まり、コーヒーで終る、いわゆるフル・コースということになります。

料理の内容や品数も、その時々によって異なりますが、せっかく披露宴に招待していただいたのですから、一通りのマナーを心得て、見た目にも品よく楽しくいただくようにします。

着席は椅子を少し引いて左側から腰かけ、テーブルと体の間が10㎝くらいになるように椅子を引きつけて座ります。

ナプキンは半分に折り返して、折り目を手前にして膝の上に置きます。

テーブルには、ナイフ、フォーク、グラスなどが置かれています。

ナイフは右手、フォークは左手で下向きにして人さし指をかけてにぎります。

フォークはその上に、料理をのせるか、軽く突きさして食べるのに使い、ナイフは料理を切ったり、フォークに料理をのせるのに使います。

酒などを飲むためにナイフとフォークを置くときは、ナイフの刃は内側を向け、フォークは下向きにして、皿の手前に柄をテーブルにつけて「ハ」の字形に置きます。

やむをえず少時間中座するたきも、このようにしておけば、料理をさげずにそのままにしておいてくれます。

■食べる時は
置かれているフォークとナイフは、料理が運ばれてきたなら、順に外側から手にしていきます。

デザート用のナイフやフォークは手前から手にします。

■食べ終わり・残す場合
食べ終ってしまった場合や、もうこの料理は十分だというときには、ナイフは向う側で刃は自分側に向け、フォークは手前側で上向きにして、ななめに平行して皿の中に置きます。

料理の残ったものは、ナイフとフォークの向う側に揃えて置きます。

ウェイターはその置き方によって、料理をさげるか、そのままにするかを判断してくれます。

■フル・コースの献立
つぎのような料理が基本になり、この順序で食卓に供されます。

オードブル
スープ
魚料理
肉料理
鳥料理
サラダ
デザート
フルーツ
コーヒー

パンは始めから左側のパン皿に置かれていることが多いのですが、スープの後に配られる場合もあります。

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